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夏の収穫

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 トマトにすももにブラックベリー。今年の夏の庭は大豊作。入道雲がにょっきり顔を出した青空の下で、真っ赤に熟れたトマトがたわわに実る。長梅雨で昨年は味が悪かったブラックベリーは、今年はさわやかな酸味。いつもカラスに取られていたすももも、しっかり収穫できた。
 トマトが抜群に甘いので、砂糖でもまいたのかと聞いたら、家人は「これがEMの効果」と自讃していた。毎日、野菜くずを捨てずに、堆肥作りした甲斐があったという。結構、手が込んだ野菜作りをしているんだけど、食べられる植物ばかりが庭にあるのが、私には少し卑しい感じがして…。
 生まれた時から庭のものを食べるのが当たり前の坊やは、手馴れた様子でブラックベリーの熟れ具合を確かめながら、口にほおばっている。

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化けガマ

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 またまた庭に客人が現れた。家人が花壇の手入れをしていたら土のえぐれを発見。触って見れば馬鹿でかいガマガエルだったという。
 それにしてもデカイ。ちょうどガマの後ろに写っているのが線路の枕木だから、いかに巨大かがよく分かるでしょう。子猫ぐらいなら食べてしまうのではないか。先日会ったアオダイショウは小指ほどの太さだったから、こいつの敵にはならないだろう。
 家人いわく「どうも住み着いているらしい」。ウチの立地条件とこいつの巨大さを考えると、当分出て行くことはなさそう。体を触れられると、悠然と枕木を乗り越えアジサイの木の陰に潜り込んだ。
 そういえば映画「千と千尋の神隠し」ではカエルの姿の神様が登場していた。私は例によって「こいつは我が家の守り神」かと神妙になってしまう。こんなにガマガエルという名が似合うカエルはなかなかいないと思うね。
 しかし、野生的な暮らしの記録をうたっておきながら、我が家のブログはいつのまにか鎌倉の野生生物の紹介になってしまっている。まあ、タイトルどおりだからいいんだけど…。

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迷いナナフシ

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 仕事に出かけようと、玄関で靴箱を開けようとしたら待っていた。どこから入ってきたのやら。
 以前、東京に住んでいたころは、ナナフシはかなり珍しい生物で、緑深い山奥にいるのだと思っていた。だから鎌倉で初めて出会った時にはかなりびっくりしたのだが、その後もちょくちょく見かける。調べて見ると葉っぱさえあれば簡単に繁殖するらしい。都市近郊でも最近は結構見かけられるようだ。
 玄関の待ち人はナナフシモドキという。モドキといっても立派なナナフシで、バラやシイの葉を好む。玄関のバラの葉に潜んでいるうちに、迷い込んだのか。
 靴箱にへばりつく姿は、まるで標本のよう。本人も落ち着かないのか、あちこち動きまわっている。バラの枝に戻してやると、あっという間に緑に姿を消した。

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