迷いナナフシ
仕事に出かけようと、玄関で靴箱を開けようとしたら待っていた。どこから入ってきたのやら。
以前、東京に住んでいたころは、ナナフシはかなり珍しい生物で、緑深い山奥にいるのだと思っていた。だから鎌倉で初めて出会った時にはかなりびっくりしたのだが、その後もちょくちょく見かける。調べて見ると葉っぱさえあれば簡単に繁殖するらしい。都市近郊でも最近は結構見かけられるようだ。
玄関の待ち人はナナフシモドキという。モドキといっても立派なナナフシで、バラやシイの葉を好む。玄関のバラの葉に潜んでいるうちに、迷い込んだのか。
靴箱にへばりつく姿は、まるで標本のよう。本人も落ち着かないのか、あちこち動きまわっている。バラの枝に戻してやると、あっという間に緑に姿を消した。
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