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山の実力者

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 昨夜の風雨にはびっくりしたね。尾根の風の通り道に住んでいるから、家が揺れるほどだった。そして今朝、季節外れの“台風一過”に、家人はしめしめといった表情で山に行こうという。狙いは先日見つけたキクラゲ。12月の山で風の落し物を期待するのは難しいが、キノコは雨の湿り気でカサが広がり、絶好の撮影日和というわけだ。
 車で15分ほど行った山の中。坊やにキクラゲはどこかと聞けば、「こっちだよ」と道をはずれ林に入っていく。不審に思いながらついていくと、そのうちキクラゲがびっしり生えた見事な倒木が現れた。「ほら、すごいでしょ」。生えている量といい大きさといい、びっくりするほどの収穫。いやはや4歳児の実力に恐れ入りました。こんなキノコの場所を記憶しているのだから、坊やは飢餓の時代が訪れても、きっと原始人のように生きていけるだろう。
 採りたてのキクラゲは市販品では得られない滋味とかみ応えがやみつきになる。いつも通りゴマ油で炒めて食べたが、坊やが最大の権利者であると主張したのがおもしろかった。山の実力者には逆らえませんな。
 とても一回で食べきれる量ではなかったので、半分は洗った後に干して保存。まだまだ、楽しみは続きます。
 
 
 
 

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Comments

子供の潜在能力の凄さを、子守りを通して勉強中。木耳なんて、イギリスじゃ日本食良品を扱っている店に行ってもないだろうな。

Posted by: 守屋 | December 06, 2004 12:17 AM

日本でもキクラゲは中国産が中心です。そもそも中国料理で使うことが多いのでは…。チャイナタウンあたりで売ってそうですね。

Posted by: wildlife | December 06, 2004 01:41 AM

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