
すっかり工作にはまっている家人。最近の作品は流木のハンガー。秋谷の浜を散歩して拾った流木に針金細工を加えれば、こんな感じ。収穫が少ない冬場は手作りが楽しい。私の出番はもっぱら食べ物だけど。
今日は坊やの親仲間と谷戸遊び。うどんの手打ちがメーン企画だったが、食材を見てちょっとびっくり。小麦粉が灰色と茶色が混じった色合いで、市販品とはまるでちがう風合い。谷戸で収穫した麦を、自分たちで脱穀・製粉したと聞いていたが、こんなになっちゃうの?
打ち始めて、またびっくり。市販の粉は、あっという間に塩水を吸い込み、きめの細かい生地になるのに、こやつは水を吸わず、かなりてごわい。家人や他のメンバーは途中でお手上げ。結局、蕎麦打ち経験のある私の出番で、50、60人分のほとんどを1人で打つ羽目に。手が笑うほど手打ちを楽しんだ報酬は明日の腰痛と筋肉痛か。
出来上がったうどんの味は、まるで蕎麦のよう。しょうゆをかけるだけで良いつまみという感じ。冬だから温かい出し汁をかけたいところだけど、小麦の種まきからうどん切りまで、多くの人がかかわった手の薫りを楽しむには、このほうが良いかもね。夢中さゆえの撮影忘れはご愛敬。
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午後になると雪がちらりほらり。空気は凍ったように白い印象で、庭の芝や木々もかじかんで見える。今年の冬は長くなりそう。きょうは雪ごもりと決め家に戻ると、家人が外を指さしている。指の先にはミモザの木。えっ、咲いている?
燃え上がるような黄色に染まるミモザの開花は、例年なら3月。かなり早かった昨年でも2月の中旬だった。わずか3房のあわてんぼう。綿毛のように弾けた花は、そばで見ると凍った世界でも凛として、「春が来るよ」と伝えに来たよう。
我が家のシンボルツリー。家を建てた時、庭木にまわせる資金はほとんどなくて、家人が1本だけ選んだのがミモザだった。太さ3センチ、高さも2メートルほどの木が、あっという間に高さ数メートルの大樹に。この間に坊やが生まれ、庭も少しずつ木々の緑に包まれた。咲きっぷりも見事で、満開のころには通りすがりの人が立ち止まっていく。
我が家の暮らしをずっと見てきた彼女が何を告げているのか。あわてんぼう以外は当分開花する雰囲気もないけれど、少し楽しみな春。もうすぐやってくるらしい。
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風邪がぶり返した。ひどい寒気。雨は雪になるらしいし、とりあえず寝て過ごす。
家は実に静か。坊やは外遊びをあきらめ“芸術”活動に熱中。ガムテープで広告や折り紙をちぎり絵のように貼り付け、タコだとかロボットだとか言っている。家人はオブジェ作り。谷戸の沼地で仕入れてきた蓮の果托(かたく)に小石と針金を組み合わせ、「うーん、これ何に使えばいい?」。作った本人からそんなこと言われてもねぇ。
キッチンに置いて唐辛子を挿してみる。唐辛子挿し。果托の土色に鮮やかな赤の取り合わせはなかなか。でも穴のサイズが合わない。ではキャンドルはどうかな。ケーキ用のろうそくを使ってみたが、色がパステル系でしっくりしない。さあ、どうしよう。
突然、坊やが声を張り上げた。「ぼくにもできるよぉ」。家人のそばからクレヨンをザシザシ挿していく。その色合いが意外に良くて、穴のサイズもぴったり。使い道の見つかった家人は「ちょっと重そう」と苦笑い。
寝て過ごす静かな一日。結構楽しめます。
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昨秋の鬼胡桃の収穫はわずか6粒。これをどう最大限に楽しむか。
家人が今朝から浮かれていたのは、懸案の解決策が見つかったからだった。キッチンで何やら準備を開始。しばらくすると「庭ストーブに火をつけて」と指令が下った。五平餅を作るという。串に巻きつけた御飯に味噌をつけて焼く五平餅。味噌には刻んだ胡桃が欠かせない。さらに庭ストーブで焼くとなれば…。まったく、家人の食にかける情熱には頭が下がります。
遠火でじっくりあぶると、味噌は油分が溶け出し良い照り具合。御飯も茶色に色づいた。焦げ目がついた頃合いにかぶりつけば、胡桃味噌の甘みと御飯の香ばしさが絶妙の相性。昼食のつもりだったけど、これはお菓子だね。坊やは夢中でかぶりつく。大人は熱いお茶が最高の合い方。
脂肪分が豊富で保存のきく胡桃は、昔の日本人にとって秋冬の重要な栄養源。特に女性にとっては美しさを保つ効用のある大切な食材とされていた。今では脂肪を取らない食生活に、世の女性は余念がないようですが…。
6粒で知った昔の味わい。冬も心あたたかく過ごせる気分がうれしいね。
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元日から風邪。日をおって悪化して、2日前にはついに病院送り。初めは年賀の親類巡りをした疲れかと思っていたが、何のことはない。仕事始め病ですな。正月休みなんてここ数年取ったことなかったので、屠蘇にすっかり悪酔いしたらしい。
勤労意欲のかけらも見せない私の姿に、家人は不安になったのか、「これでも食ってカツ入れんかいっ!!」と取っておきの気付け薬を出してきた。
焼き餅の上にたっぷりのっているのは、鎌倉の直売所で買った辛み大根。深い緑色は一見ずんだ餅のような甘みを連想させるが、そうは問屋がおろさない。しょうゆをかけまわして熱々の餅と一緒にほおばれば
「効くーーーーーーーっ!!!!!!」
辛み餅ごときに何を大騒ぎしているかと思われるでしょうが、普通の大根では得られない爽快感。舌をひりひりさせるような辛味と大根特有の甘い香りは、やはり地場産の新鮮さがあればこそ。晦日のそば用だったけど、辛み餅ですっかり使い切りました。
松の内明けに3連休とはまた勤労意欲をそぎますが、風邪もなんとか治ったし、2005年ブログようやくスタート。
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あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします
新年早々、お尻を向けて失礼いたしますが、写真は昨年作ったアケビの蔓のブランコ
そろそろ新しいのを作ろうかなと思っています
我が家の遊び暮らし、今年も笑っていただければ幸いです
皆様のご多幸をお祈りいたします
2005.1.1 WildLife&WildWife
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