« February 2005 | Main | April 2005 »

ブランコ2005

05buranko

 谷戸でアケビの蔓を拾ってからほぼ1ヶ月。お風呂にいれて柔らかくしたり、いろいろ準備はあったけど、家人は作り出せば手馴れた様子で、ほんの2日ほどで完成させた。
 蔓のブランコ。昨年のは最大重量20キロの子ども専用で、坊やと仲間たちが半年ほど楽しんだら崩壊してしまったが、今年は少し自信がありそう。「最大重量4●キロ」と、自分が楽しめるものにはなったらしい。65キロの私が座ると「危険、危険」と騒いでいるけど、大丈夫そうだよ。
 座面の編み方にこだわったという。今年は蔓を丁寧に編みこんで、まさに乗ってみなさいという感じ。座ってみれば不思議な落ち着き。立ってこぐより、本でも読みながらのんびりゆらゆらするのがお似合いかな。坊やも久しぶりのブランコを喜んで、「お祝いにお外でソーセージを焼こうよ」だって。早速、祝賀BBQ。
 さて、奥様。すっかり満足のご様子ですが、いつもそこに掛けていたハンモック。どこにかけますか?
 

| | Comments (4) | TrackBack (0)

野いちご

noichigo

 芽吹きの山は美しい。冬枯れの木々の枝先からにじむ芽の薄緑が、山全体をもやのように包み込む。足を踏み入れると、コブシのつぼみは今にも花を咲かせそう。山道の端に群生するタチツボスミレも、青さを増しているようだ。
 こんな時期はカメラを持っていると、足が進まない。坊やはすっかり親のことを忘れて、仲間と遊びまわっている。倒れた木の一本橋を渡ったり、小さな木に登ったり…。被写体が増えたこちらは撮影にさらに熱が入り、山歩きはいつまでも終わらない。
 帰りの山道で見つけた、野いちごの花。暗い葉の色に引き立てられた清楚な白が、土手から顔をのぞかせていた。地味だけど、この時期のお気に入り。ベリーマニアの坊やも、この花はよく知っている。「まだ、実はないねえ」なんていいながら、仲間と葉の裏をめくっている。君は食べる頃合いの色をよく知っているものね。5月くらいのお楽しみ。

  
 
 

| | Comments (4) | TrackBack (0)

2匹のヘビ

turu
 
 
 
 
 
 
 家人が見つけた谷戸の気になる木。いや、実は藤の蔓。2本の蔓が絡まりあって、互いに締め付けながら、天に向かってすっと伸びている。その締め付ける力の強さで大木をも枯らす藤だから、今後どうなっていくのやら。
 相討ちで双方枯れてしまうのか、どちらかが生き残るのか、それとも一体化していくのか…。
 2匹のヘビが互いを尻尾から食べていったらどうなる? こんななぞなぞがあったっけ。答えはいろいろあって楽しい。例えば、互いの消化器官まで食べたところで、それ以上食べ進むことができなくなるとか、ヘビの尻尾から食べていくと、うろこがのどに刺さって食べられないなどの真面目な解答のほか、ヘビは姿を消し、突然ウンコが現れるなどのジョークも。数学的にはヘビの口のサイズを半径とするドーナッツになるという。これはちょっと想像が難しい。
 さて、この藤は一体どうなっていくのでしょう。おもしろ解答募集します。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

遅れミモザ

mimoza

 
 
 
 
 
 
 1月下旬に咲き始めたのに…。まだ、ミモザが満開にならないのが、今年の春の不思議さ。午前中は一面の青空で庭にハンモックを出して坊やと遊んでいたが、昼を過ぎると急に曇ってきて、そのうち吹きつけるような雪に。一体どうなっているのやら。
 ミモザは7分咲きで、枝の先にはまだつぼみが残っている。例年なら、そろそろ満開。雪のミモザも雰囲気があるが、青空の下の満開が一番似合う花だから、元気を出して欲しいね。
 久しぶりに鎌倉の小町通りに行ったら、路地に入ったところで、早咲きの桜が咲いていた。いつもの魚屋では、ホタルイカと鰆の半身を買うことができた。ホタルイカはもちろん酢味噌で。鰆は塩焼きにして、わさびを少しつけて口に入れれば、温かく柔らかい味わい。もう旬の味覚はそろっている。
 ひょっとして、山の下は雪が降らなかったのか?そんなことを話しながら、家人とさしつさされつの夜。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

復活の日

fukinotou

 鎌倉でも少し標高が高い所に住んでいるものだから、雪の感覚が他所とは違うみたい。昨日の朝、うちの辺りはすっかり銀世界。積雪は10センチ以上あったから、坊やも遊びの約束をさっさと断念した。憂鬱な気分で出勤すれば、山の下はみぞれ程度で、車もバンバン走っているから驚いてしまう。明日も雪らしいし、今年は本当にまいるね。
 だから、3週間ぶりの休みが晴れたのは幸運というべきか。早速、坊やと散歩に出かけると、春の気配はぐっと濃くなっている。満開の梅の花、工事現場の菜の花、時折見かけるミモザもずいぶん花がついてきた。そしてすっかり長けてしまったふきのとう。谷戸の土手にあんまりたくさん生えているので持ち帰って夕食の材料にする。
 長けているのが少し心配だったが、天ぷらの香ばしさとほろ苦さは文句なし。生のまま刻んで味噌汁の薬味にすれば、もう満開という感じ。
 ふきのとうは例年なら2月の楽しみ。だいぶ遅くなってしまったけど、きょうは啓蟄だから…。仕事ごもりを脱け出して、何とか春に間に合った。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

« February 2005 | Main | April 2005 »