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 竹富島から帰ると、いつも夢の中を漂っているような感覚になる。食事も新聞の文字も町の眺めも、薄い皮膜を通して味わい見ているよう。眼をつぶればすぐ分かる。目前には真っ青な海と珊瑚の石垣で仕切られた昔の街並み風景。自分はまだ帰っていない。
 テレビも電話も持たぬ日々。朝は夜明けに眼を覚まし、日がな海と木陰をぶらぶらしたり、昼寝したり。夜は真っ暗な道を、蛍の光と天の川を目印に酒場探し。数日そんな生活を続ければ、浮世のことは雲散霧消。あすから仕事なんて言われてもねぇ。
 ベッドでぐうたらしていると、家人が裏庭から「かごを持ってきて」と叫ぶ。渋々足を運べば、垣根のブラックベリーが鈴なり。旅の間にこんなになるとは、びっくり。早速坊やが「今年は甘いよ」と一粒差し出す。家人は「酸っぱいので少しは眼を覚ましたら」。はぁ? それにしても、2人が元の暮らしに早々復帰しているのには感心してしまう。
 黒々と熟したやつを口にすれば、甘みと適度な酸味。摘んでそのまま口にするのが一番だけど、凍らして食べる手も。夏の夢を覚ます冷え冷えの酸味、結構いけますよ。

 PS. 本サイトの写真ギャラリー、「鎌倉StillLife]をオープンしました。右のMyGalleryのリンクで、行くことができます。こちらは写真のみですが、本ブログと合わせてお楽しみいただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

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Comments

いいですね、沖縄の離島。東京に戻ったとき、携帯に縛られていなくて幸せでした。

 先日、バークシャー在住の友人からリンゴン・ベリーをもらいました。美味しかったな。今年の夏は、まだサマー・プディングを食べていないので、8月が終わるまでにはどうにか、と思っています。

Posted by: 守屋 | August 14, 2005 at 08:24 PM

守屋さま
我が家もこれでベリーのシーズンはおしまい。
だから凍らしてしまうのは、長期間保存するためでもあります。
いつもモランディの絵のような写真を撮りたいと
思っているのですが、なかなか難しいね。

Posted by: wildlife | August 15, 2005 at 12:27 AM

こちらの生き生きとした写真(ベリーは思わずスクリーンに手を伸ばしたくなりました)は、モランディにも勝るとも劣らないと思います。

 ところで質問が。恐らくPCおんちの僕の問題なんだと思うんですが、ギャラリーからこちらに戻るワンクリックで戻る方法はあるんでしょうか?

Posted by: 守屋 | August 15, 2005 at 04:17 AM

昨日はマイブログにコメント頂きありがとうございました。
素適なブログですね。
お写真も綺麗でため息がでます。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。

Posted by: stella | August 15, 2005 at 04:25 PM

守屋さま
う~む、痛いところを突かれましたな。
実はどうしようか困っているのです。
とりあえず左サイドの「読んでいるブログ」に、
当サイトを入れております。
当面はそこをクリックで…。

stellaさま
いらっしゃいませ。
ベリーとあけびの蔓とアンティーク。
すべて家人の趣味なのです。
これからもいろんな楽しみ方を教えてくださいね。

Posted by: wildlife | August 15, 2005 at 11:58 PM

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