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Halloween!!

haloween

 Halloween!! 「珍しくもない」とか言われそうだけど、カボチャじゃありません。昨日、谷戸で集めたカラスウリ。一気に増した寒さのおかげか、見事に色づいていた。
 手が届きそうにないヤブにあっても、蔓を引っ張れば、ぞろぞろ手元に。坊やはパンパンに膨れた実の感触を確かめながら、「うん、これはいいねぇ」とか言っている。いつの間にやら、収穫はビニール袋一杯に。家に戻って、中身を抜いて、顔を切り抜いたら、豆電球を入れるだけ。顔がちょっと怖くなりすぎたかな。
 家人はすっかりご満悦。残りの収穫はリースにするか、ツリーの飾りにするか。秋の彩りで冬支度。忙しく楽しい時期が近づいてきた。

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散歩のおつまみ

mukago
 
 
 
 
 
 
 
 
 だいぶ気温が下がってきた。あいにくの天気だが、山に入ると木々の葉は色づく気配。鎌倉の紅葉は例年大したことはないが、今朝みたいな寒さが続くなら、今年は少し期待できそうだ。
 きょうの目的はむかご採り。葉っぱについた小石のような実は自然薯の種芋で、味はなかなか侮れない。炊きたてのむかご御飯は漢方薬のような香りがたち、まさに土の味わい。塩茹でしたり、炒ってもイケる。そして一番のオススメは、採ったその場で生のまま食べること。土色の外見からは想像つかないみずみずしさで、シャキシャキした食感も心地よい。
 目をつけていたポイントに行けば、自然薯のハート型の葉の陰に無数に実っている。絡んだ蔓に手で触れれば、むかごはあっという間にぽろぽろ落ちて、かごにどっさり。家人と坊やは早速口に放り込む。「あっ、これは苦い」。「こっちのは甘いよ」。同じ場所に育っても、ずいぶん味わいは違うんだね。
 「今晩はむかごで一杯」と、ニンマリしながらの帰り道。いつの間にか坊やは、ポケットにたっぷり入れて、歩きながら食べている。彼にとっては散歩のおつまみ。秋は楽しい。

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柴栗拾い

yamaguri

 朝から家人と坊やが家を出たり入ったり。何をやっているのかと、寝起き眼で窓の外を見れば、いが栗を両手に一杯抱えている。今年も裏山の柴栗は大豊作。
 いがをひらくと果実は3粒ほど。店でよく見かける丹波栗に比べると、だいぶ小粒だ。でも、こっくりとした甘みとホクホク感は柴栗の方がずっと上等。坊やは早速、「きょうは栗御飯」とか言いながら、妙な踊りを披露している。
 それにしても、裏山の柴栗は通り道にあるのに、毎年、我が家の取り放題。「こんなに美味しい栗を、なぜ他の人は見逃すのか」と不思議がると、家人は「皮をむくのが大変だから」と一言。ただでさえ面倒くさい栗の皮むき。小粒だけにたくさんやらなくてはいけないから、みんな見向きもしないというわけだ。なるほど…。すべてお任せの殿様亭主は気楽なもんだね。
 昨年収穫した冷凍栗もまだたくさん残っている。栗御飯の次は、殿様秘伝の栗きんとんでも披露しようかな。

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銀杏の香り

ginnan
 
 
 
 
 
 
 秋のさくらんぼといった感じ。お寺の境内を見上げれば、大イチョウに銀杏がたわわに実っている。風に飛ばされて落ちたのを、家人は夢中で集めていたが、両手一杯になってから、はたと気づいた。
 「バックを持っていないよ、どうしよう」
 途方にくれていると、近所の子どもがビニール袋をくれた。山の幸採集が近所に知られ、すっかり有名人。すこし恥ずかしいけど、こんな時は助かるね。たっぷり収穫して、持ち帰った。
 まだ実はずいぶん硬い。種実を取り出すにはナイフが必要。まだ熟していないということだけど、炒った時は若い種実の方が香りが強い。何より、熟しきったあの臭いをかがないですむのがありがたい。
 食卓にのぼったエメラルドの実は、塩を振って口にすれば、わずかな苦味と口いっぱいに広がる香ばしさ。冷や酒の肴には一番だね。ところが、横から坊やがぱくぱく口にする。のんびり一杯やりたいのに…。
 9月以来、仕事がどたばた。ここのところ荒れた酒が多かったけれど、こんな一品が気分を和らげる。胸に沁みます。
 
 

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