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ミモザ ひそやかに

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 凍えそうな雪雲と、青空が繰り返し頭上を通り過ぎていく。遊びに出かけようか、それとも家で過ごそうかと考えている間に、冬の一日は過ぎていく。花もそんな心持ちなのか。ミモザ。茂った銀葉の陰で、いつの間にか咲いている。
 昨年は雪の日だった。日の当たる枝から咲きそうなのに、なぜかためらう心持ちが我が家のシンボルツリーらしいね。おかげではしごを立てたり、枝に登ったり、撮影は一苦労だけど、輝く黄色の花房はどうしても残しておきたい春の兆し。
 7年前、植えたばかりのころは、通りすがる人に「あの花は何という名前?」なんてよく聞かれた。ところが最近はヒット曲の題名になり、すっかり有名らしい。つぼみを見ながら「もうじきだね」。空に燃える黄金の輝きを、みんな心待ちにしている。
 忘れられないのは、はじまりの一房。輝ききれば、また新しい季節。坊やには撮影に熱中する親父が不思議に見えるらしい。いつかわかる時が来るよ。
 ミモザの花言葉、ひそやかな愛。

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スモーク日和

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 我が家の冬の定番、ベーコン作り。庭遊びには少し寒いので、ファイヤーポットに火を起こす。ついでに燻製も楽しめるというわけ。手間は豚バラ肉を塩漬けにすることくらい。10日ほどおいた後、煙にかけるだけだから、ほんと簡単。
 もちろんこんなことを言うと、こだわり派には怒られそう。本来はセロリやビール、ローズマリーなどスパイスをたっぷり入れ込んだピックル液で、味を肉の中まで浸透させる。その後に塩抜きや陰干しの手間もいるから、意外に気が抜けない料理。ウチはピックル液など使わず、塩、コショウ、ハーブを肉にもみこんで、吸水シートで巻くだけだからね。
 燻製して一晩で煙臭さが抜け、食べごろに。分厚く切って、たっぷりのジャガイモといためれば、最高のビールの友。しかも冬の晴れ間の庭ランチですから…。
 燻製通の話では、無菌豚を使うとベーコンも生で楽しめるらしい。しかも「味は生ハムみたい」だって。試してみようかな。おやおや、坊やはジャガイモばかりほうばっている。

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