« 甘く危険な香り | Main | BeachGlass Candle »

胡桃拾い

0610082
 
 緑の果実、これなんだ? 念願の秋の収穫。家人がありかをついに見つけてきた。
 
 鬼胡桃の実。谷戸の胡桃の木はライバルが多く、収穫は期待できない。だから誰も入りこまないような藪の木に向かい、アズマネザサを必死にかき分け歩く。根元についたら、あたりの地面をしばらくまさぐりつづけて、ようやくレジ袋2杯分。
 
 収穫した実は足の裏で両側から踏み潰すようにすると、硬い種がコロリ。家人はその殻にかじりついて割ろうとしている。まるでリスだね。なんとか乳白色の実を取り出して、口にすれば、脂の香ばしさと渋みが口いっぱいに広がった。今夜はシングルモルトで一杯。それとも加賀風の佃煮にして、酒でやるか。
 
 それにしても、秋のおいしい実は苦労なしでは味わえない。栗にイガ、銀杏は悪臭、胡桃も外皮に毒がある上、殻はとんでもなく硬い。リスや小鳥たちの好物でもあるから、人間が独り占めしないよう、神様が工夫したのかな。
 
 ならば、あとの収穫は我が家の小動物におまかせ。「また胡桃ゲット!」。森の住人は藪の中でいつまでも声を上げている。

|

« 甘く危険な香り | Main | BeachGlass Candle »

Comments

鬼グルミの実ですか。
宮澤賢治が、北上川の川原で拾った化石が確か、鬼グルミだったような・・・
我が家の小動物は、遠足で松ぼっくりを巨大レジ袋一杯に詰めて引きずって帰ってきました(笑)今年もクリスマスリースを作りましょう。

Posted by: 龍3 | October 23, 2006 08:15 AM

龍3さま
去年、岩手県に行きましたが、渓流沿いに鬼グルミの木がびっしり。
きっとこれからも、クルミは化石になり続けるのでしょうね。
まつぼっくり、食べられないけど(笑)つい拾っちゃいますよね。

Posted by: wildwife | October 23, 2006 12:52 PM

こんにちは!
エントリーを待ってました♪首が伸びました(笑)

それにしてもナマの胡桃ってはじめて見ました。
外に厚い皮があって、またその中に硬い唐があって、
セキュリティが厳しい木の実なのでですね。(・∀・)

Posted by: sugaree | October 23, 2006 04:12 PM

はじめまして。
うちの近所にもオニクルミがあり、誰もとらないので
今年はどうにか食べてみようと企んでいたところ、
sugareeさんからこちらのブログを教えていただきました。

ちなみに、こちらの記事をアップされたのが4:12、
ぼくの方が4:23ですから、いやはやものすごい偶然ですね〜!
なるほど、クルミは干さなければならないのかと思っていたんですが、
足で実をつぶして出てきたタネをガリッとやればいいんですね。
近々、試してみます!

Posted by: taku | October 23, 2006 05:11 PM

sugareeさん
ご無沙汰しておりました。首が伸びで肩こりスッキリなんて・・・
「セキュリティーが厳しい木の実」。なんて的確な表現なんでしょう。
ハワイ土産の殻付きマカダミアナッツをもらった時も、そう思いましたよ。
takuさんにご紹介いただき、ありがとうございました。

takuさん、初めまして。湘南番外地さんですよね。
時々こっそり読ませていただいておりました。
改めまして、wildlifeの連れ合い、wildwifeです。
鬼グルミの食べ方ですが、決して決して「タネをガリッと」は、なさらないで下さい。人間はげっ歯類ではありませんから。
以下、長くなりますが、ご参考までに・・・
フライパンか中華なべで中~強火で熱していると、隙間が開いてきますので、マイナスドライバーなどを差し込んで、そーっと開けます。うまくすると、片側に実がきれいについて出てきます。その実をつかんで、ゆするようにゆっくり引っ張れば、全部出てくることもありますが、大抵は割れてしまうので、あとはほじくり出します。
普通のクルミのように、乾燥させて保存し、食べたい時にクルミ割りで割るというのは、おすすめしません。というのも、殻が小さくて硬い上に中が複雑なので、何度も割ってほじくり出しているうちに粉々になってしまうからです。干したりはせず、中に水分が十分あるうちに熱して開けてしまうのが一番簡単のようです。ちなみに、洗っている時に沈むものはダメです。虫かリスに穴を開けられているからです。
味は、市販のものに比べて、ミルキーでフレッシュな感じがします。ココナッツのようにほんのり甘いこともあります。
労多くして、成果はちょっぴりですが、お楽しみ下さい。

Posted by: wildwife | October 23, 2006 07:43 PM

こんばんは!
まずはじめの訂正を。
「こちらの記事をアップされたのが4:12」は
「sugareeさんのコメントがアップされたのが4:12」の間違いでした。
ああ勘違い。恥ずかし…だはは。
そしてそして、食べ方までご丁寧に教えてくださって
本当にありがとうございます!
なるほど、あやうく生のままガリッといってしまうところでした。
ほじくり出しながら食べるのも楽しそうです。
ココナッツ好きなので、ますます楽しみ。
教えていただいたとおりにやってみて、また戻ってきま〜す。
ありがとうございました!

Posted by: taku | October 23, 2006 09:39 PM

あ、数ヶ月ぶりのアップに乗り遅れて悔しい。。。rururuです。
胡桃って、そうだね。生のときもあるんだよね。梅みたいね。
みずみずしいね。競争が激しい中でよく集めたね。
いいなあ、秋を楽しんでいる様子。

Posted by: rururu | October 25, 2006 12:23 AM

rururuさん
「数ヶ月ぶりって、ほんの2ヶ月だろうが!」と悪態ついてるwildlife。
忘れずに来てくれて、rururuに感謝感謝のwildwife。
そう、採りたてのクルミって、白くて柔らかい。
すりつぶしてアンコと混ぜたら、野趣のある香りとコクで、美味しい胡桃餡ができたよ。
お次は、黒糖、シナモン、ラム酒入り胡桃ペーストを計画中さ!

Posted by: wildwife | October 25, 2006 02:40 PM

やーだー。
胡桃餡とかペーストとか。なんて豊かな。
数十キロ離れたこちらからはよだれをたらすのみ。
楽しそうやなア。

wildlife氏には悪態ついている暇があったらまたかいてね、とお伝えください。
でも2ヶ月くらいだっけ?もっと待っていたような気がするよ。
それでも待っている読者がいるってすごいね。

Posted by: rururu | October 26, 2006 12:10 AM

ホント、ホント。私も待っていました!

Posted by: 魔法使い | October 26, 2006 10:34 AM

rururuさん、魔法使いさん。
こうゆう読者に支えられた人生だってこと、wildlifeは自覚すべきだ!・・・よね。

Posted by: wildwife | October 27, 2006 11:10 AM

胡桃!
札幌に住んでいたとき、雪が降り出す少し前になると、カラスが胡桃を道路に落とすんです。
車がそれをひいて、殻を割った後に、中身を食べるという、なんとも頭のいい鳥ですよね。
子供たちはカラスが落とした胡桃を横取りして持って帰ってきました。
テレビなどでは見たことありましたが、実際にみて、感動ものでした。
札幌で息子が通っていた幼稚園にも木があり、毎年園児に一個ずつ配られたのです。
先週、ちょど胡桃を庭先に干している家を目にし、懐かしく思っていたところです。
いいなー。
スズメバチに気をつけてね。

Posted by: きりまま | October 28, 2006 07:58 AM

きりままさん
私も子どもの頃、札幌に住んでいて、円山でクルミを拾ったことがありました。
その頃のカラスはこんなに頭良くなかったかも・・・
一度手に入れた食料を、いったん手放すわけですから、
人間の子どもだって、なかなか出来ないことですよね。
頭のいいカラスも、子どもに横取りされるのは、想定外だったでしょうね。

Posted by: wildwife | October 28, 2006 10:30 PM

そうだったのですか!?
JR琴似の駅そばに2年、発寒に一年住みました。
北海道神宮、円山公園、札幌競馬場で良く遊びました。

Posted by: きりまま | October 29, 2006 01:08 PM

タイトル見て、写真を見て、なんかの間違いかと思いました。胡桃って、こんな風になっているんですね。それにしても、谷戸という場所は、魅力に溢れた不思議な場所に思えます。

Posted by: 守屋 | October 29, 2006 04:14 PM

きりままさん
私のほうは、円山と藻岩山のふもとでした。
30年ほど前ですが、私にとっては宝物のような日々でした。
ワイルドライフ的暮らしの原点は、ここにあるのかな。
きりままさんのお子さんにとっても、楽しい日々だったのでしょうね。

守屋さん
クルミって、どんな風に生っているか知らない人、多いですね。
この緑の実が、ぶどうの様に房になってぶら下がっています。
トラックバックしている「絶対食ってやるぜ、待ってろオニクルミ」をご覧下さい。

Posted by: wildwife | October 29, 2006 08:14 PM

実は19日、20日と上京していました。でも、忙しくて、鎌倉滞在は約3時間。とんぼがえりして、その翌日から長野の山奥へ星を観に行っておりました。もう少し長く鎌倉に滞在できれば、そんな楽しいことに一緒に参加できたかもしれないのに~!(って、ずうずうしく参加するつもりでいるし。)

Posted by: 樹美 | October 29, 2006 09:06 PM

樹美さん
苦労して拾ったクルミを苦労してこじ開け、ほじくり出し、
先ほどようやくクルミペーストを作りました。
黒糖、ハチミツ、シナモン入り。さらに一部をウィスキーでのばしたら、
卒倒しそうなほど甘美な味と香り。思わず、昼間っからワインに手が伸びたよ。
今週末の連休、上京する??

Posted by: wildwife | October 29, 2006 09:55 PM

こんばんは。
やっと採ってきて食べました、オニクルミ。
フライパンで熱する開け方を教えていただかなければ、
こんなにおいしく食べることはできなかったです。
ありがとうございました!
クルミペーストにも惹かれてます…昔、クルミペーストを黒パンにつけて
食べるのが大好きという人の本を読んだことを思い出しました。

Posted by: taku | November 05, 2006 11:13 PM

takuさん
おめでとうございます!
お役に立てたようで嬉しいです。
これで、秋の楽しみが一つ増えましたね。

Posted by: wildwife | November 06, 2006 11:21 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 胡桃拾い:

» 絶対食ってやるぜ、待ってろオニクルミ [湘南番外地]
うちの近くの川縁に、オニクルミの木があります。 今、まさに実がたわわなんですけど、 誰もとる人がいません。 もったいない。 で、どうやったら食べれるのか、調べてみたら、 オニクルミの食べ方については、何の情報もなし。 ふつうのクルミの場合は… 8月下...... [Read More]

Tracked on October 24, 2006 08:20 AM

» やっと採ってきましたオニクルミ。 [湘南番外地]
絶対食ってやるぜ、待ってろオニクルミ と宣言してから、はや2週間近く。 ようやくオニクルミのある川縁へ行くことができました。 相変わらず、たわわになっていましたけど、 いざオニクルミを採ろうとすると 意外に手の届かないところにあったりして、 足を滑らす....... [Read More]

Tracked on November 05, 2006 11:10 PM

« 甘く危険な香り | Main | BeachGlass Candle »