« 新年おめでとうございます | Main | Light My Fire »

春菜摘み

Cresson

 嵐が過ぎた翌朝は、富士山一望の青空。風も凪いだ初春の陽気に、谷戸へ足を運ばない手はない。
 
 春菜摘み。木々の葉は落ちても、足元には意外な山の幸が顔をのぞかせている。大きな葉の根元に蕗の薹(フキノトウ)。切り株にはカラカラになったキクラゲ。そして、湧き水にはクレソンが群生。一枝口にすれば、さわやかな辛味が口いっぱいに広がった。
 
 食い意地の張った夫婦は、もう晩の献立作りに熱中。「クレソンは生ハムと合わせるか」、「セリはタコと胡麻油のサラダかな」。結局、今夜は春の新芽で葡萄酒を一杯。
 
 それにしてもクレソンって、外来植物なのにこんなに堂々と生えている。元は上野精養軒の下水から流れ出た根っこが、不忍池あたりにはびこったのが日本定着のきっかけとか。流れ流れてたどり着いた鎌倉の谷戸。居心地よさそうだね。
 
 ふと見れば、この間まで「辛い」と文句をいっていた坊やが水辺から葉を摘んではムシャムシャ食べている。大丈夫かと聞くと「辛いから美味しいんだよ」。君も目覚めたか。すっかり正月ボケした親父の目も覚めるかな。明日からは再び仕事の日々。

|

« 新年おめでとうございます | Main | Light My Fire »

Comments

ああ、こういう生活ができるから鎌倉っていいですね!キクラゲまで見つけられるんだ、いいな~。

坊やもほんとに大きくなりましたね、苦い味がわかってきたなんて。くすっと笑いがもれる記事でした。

Posted by: Lady E | January 09, 2007 at 02:22 AM

Lady Eさま、あけましておめでとうございます。
鎌倉の湿地では、圧倒的にセリが幅を利かせています。
クレソンならイギリスの水辺の方がたくさんありそうですけど、どうなのでしょう?
目をしばたいていた息子・・・ちょっと強がっていたかも。 

Posted by: wildwife | January 09, 2007 at 05:16 PM

その日は一族?の新年会が銀座の豆腐料理屋でありました。帰りに寄った沖縄物産ショップで色々と買い物をしたのですが、サラダ用にクレソンも購入。(以前、お土産でいただいた塩せんべいも買いました。大好きなんです。)…でも娘には辛すぎました。全部残していましたよ。
それにしても谷戸は、ホント、豊かなところなのですね。

Posted by: 魔法使い | January 10, 2007 at 09:13 AM

魔法使いさん
クレソンって、沖縄物産だったの?
お嬢も、春のせせらぎでみずから若菜摘めば、何だかありがたくて、
食べてみる気になるかも。

Posted by: wildwife | January 10, 2007 at 06:59 PM

ご無沙汰しています。
時々、こっそり覗かせていただいてました。
坊ちゃん大きくなりましたねぇ~♪
アケビのブランコ、とってもいいなぁ~
のどかな雰囲気に憧れてしまいます♪
またまた、パッションF、今ごろ落果したので、
「そう言えば、美味しそうにカクテルにしてたみたい♪」
と、思って覗きにきました~(^^ゞ
泡盛だったのですネ♪ 美味しそう~
泡盛は無いので、焼酎で試してみようかなぁ~

今年もよろしく♪ 

Posted by: orenge | January 18, 2007 at 06:57 PM

orengeさま、こちらこそご無沙汰しておりました。
パッションフルーツ、うちも青い実が二つぶらさがっています。
いつになったら熟れるんだろう・・・というくらい、ゆっくり生長しています。
焼酎でも美味しいと思いますよ。
私の方も、泡盛用意しておかなきゃ。
この時季の貴重な果実を楽しみましょうね。
今年もよろしくお願いします。

Posted by: wildwife | January 19, 2007 at 12:24 AM

初めまして。こんにちは。
生まれてからずっとの鎌倉土着民なので、時々お邪魔していました!
実は少々お尋ねしたいことが・・・。
我が家も七草の日はセリやハコベを摘みに出かけますが、ゴギョウやタビラコ(ホトケノザ)、見つけられたことありますか?
ナズナもいじけて縮こまっているのをやっとのことで探し出すのみで…。七草がすべて揃うというお話も聞いたことあるのですが、現実には見つけられず(涙)。七草でも旧暦になれば揃うんですけどね。
そちらの谷戸は、どのあたりの谷戸なのかしら?旧鎌倉ですか??

Posted by: みけ | January 27, 2007 at 05:34 PM

みけさま、初めまして。
実は、真面目に七草を集めたことはありません。ごめんなさい・・・
ゴギョウはかなり苦いと聞くし、ハコベラは、子どもの頃大喜びでおひたしにして、
その青臭さにガックリきて以来どうも食指が動きません。
鎌倉の谷戸で、野草料理を楽しんでおられる甘糟幸子さんという方の著書によれば、
コオニタビラコもタビラコも、あまり美味しいとは言えないとか。スズナ・スズシロは、
ヨメナとノビルという説があり、それなら、旧暦の頃に全部揃うと書いてあります。
最近は暖冬なので、1月でも探せばありそうですね。
あまりお役にたてなくて・・・
谷戸ならどこでも好きですが、中央公園付近や広町が、奥が深くて楽しいですね。
今後ともよろしくお願いします。

Posted by: wildwife | January 28, 2007 at 01:32 AM

ありがとうございました。
そうなんですよね、ハコベ、入れすぎるとセリのにおいすら消してしまうので (^^)。やっぱり旧暦ならそろうんですよね。ただ、ヨメナは日だまりで越冬しているのをよく見かけます。
こちらは旧鎌で、中央公園や広町はちょっと遠いのですが、やはり深い谷戸の方が断然自然が残っていますよね。うちの周りは昨年までセリが生えていたのに…というような野原にどんどん家が建ってしまっています。せめて生け垣にしてくれればその周りだけでも残るのになぁ、と思うのですが、最近の主流はテラコッタ風の塀か、ギリギリまでコンクリ打にして駐車場に使うか、で土が残らないのが残念です。アウトドアテラスとかいってもテラコッタ仕上げでは、野鳥も来にくいですよね。埋め立てられた土の下にいたはずの蝉の幼虫は来年どうなるんだろう、といろいろなところで考えてしまったりも。
みなさん、自然豊かに暮らしたくて鎌倉に、とおっしゃるものの、ご自分の家の作りをそういう仕様にはなさらないんですよね。
あー、長々と愚痴になりました。すみません。
wildlifeさんのブログ、とても楽しみにしています。これからもよろしくお願いいたします。

Posted by: みけ | January 28, 2007 at 07:30 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/39281/13390576

Listed below are links to weblogs that reference 春菜摘み:

« 新年おめでとうございます | Main | Light My Fire »