Merry X’mas
今でこそ家人とこんな生活をしているが、子どものころは団地住まい。花を植えたり、果実を育てたりすることには縁がなかった。ところが一本、樅の木だけはあったんだな。やたら大きな植木鉢で育てて、年に一度、派手に飾る時はとにかく胸が高鳴った。クリスマスまでしばらくの間、わくわくした気分で過ごしたものだった。だから、背が高くなりすぎて団地の空きスペースに植え替えることになった時は、ひどくさびしい気分だった。今は見上げるような大木になって、飾りつけられることもないのかな。
クリスマスツリー。そんな思い出が新しい木を買うのをためらわせるので、我が家は森の装飾品で代用。枝ぶりのよい落木にドングリやヤシャブシでかたどった星、そしてカラスウリのランプ。市販のイルミネーションを少しまきつければ、渋いでしょう。長い間見ていないあの木にも、こんなカラスウリが巻きついていたら楽しいね。
「早くカメラやめてよ、サンタさんにあげるジンジャークッキーをつけなきゃいけないんだから」。おやおや坊や、きょうは本当に真剣だね。大丈夫。こんな変わったツリーなら必ずサンタさんも気づいてくれる。あしたの朝のお楽しみ。
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Comments
Merry Christmas from foggy London!
来年も、たーくさんのアップを期待、楽しみにしています。
Posted by: 守屋 | December 25, 2007 08:17 AM
読者一番手の守屋さん
ご期待に添えるよう、来年もいっぱい遊ばねば・・・
Posted by: wildwife | December 26, 2007 10:17 AM
カラスウリのランプと☆が素敵。ウチはロンドンで購入したプラスティック製の古ーいツリーがあり、娘の部屋に置いています。娘が飾りつけましたが…どう見ても手抜き。
Posted by: 魔法使い | December 26, 2007 10:58 PM
魔法使いさん
娘さんも、そろそろツリーの飾り付けなんぞにはわくわくしない年齢なのでしょうか。
でも、サンタは来たのかな?
ウチに来たサンタは、ジンジャークッキーぼりぼりかじっていったみたいよ。
Posted by: wildwife | December 27, 2007 12:58 AM
Merry Christmas!
毎年、クリスマスが終わると道ばたに投げ捨てられているもみの木を見て心が痛むのですが、こういうツリーなら最高ですね!
坊やはサンタさんからどんな贈り物がもらえたのかな?
ご家族揃って素晴らしい新年をお迎えください!
Posted by: Lady E | December 27, 2007 06:00 AM
まぁ、素敵なアイディア!私宅も同じく昔ツリーの木を庭におろしたら見る見るうちに大きくなって翌年は掘り出せもせず、クリスマスツリーを断念した思い出があります。木を切るのが忍びなく、それ以来銀メッキのツリーにしてますが、こんな素敵なツリーなら可哀想じゃないですよね?
Posted by: mamaさん | December 27, 2007 08:29 AM
Lady Eさん
こういうツリーを作ってしまうと、しまうこともできず、すぐに解体するのも忍びなく、
クリスマスが終わっても未練がましく点灯し続けることになります。
あちこちで話題になった派手なツリーたち、26日にはどうなってしまうのか、
気になります。
日本のどんど焼きとか、何とか供養みたいな、処分するイベントが、
ほかの国にはないのでしょうか?
mamaさん
ツリー用のもみの木を土におろしたらぐんぐん大きくなって・・・というような
思い出のある方多いんですね。新聞の投書でもそんな話を読んだばかりです。
夫の愛読書は「樅の木は残った」ですけど(笑)、あちこちに残ってしまった樅の木が
ありそうですね。
Posted by: wildwife | December 27, 2007 11:51 AM