« 月とミモザ | Main | 桜の置き土産 »

若葉

ハンモックに揺られながら、桜吹雪を眺めていた。標高の高い我が家は今日が桜の盛り。いつも何か得した気分になる。毎年都内で花見のどんちゃんを楽しんでいるけれど、結局、春風と花吹雪の中でぶらぶらしているのが最高なんだよね。となりの坊やはぐっすり昼寝中。Mimoza6
きょうはこれだけで十分とつらつら本を読んでいたら、家人はやっぱりやってきた。「夕食どうするつもり」。「はあ、まだ日本酒はあるよ」と答えれば、「つまみはどうすんのよ、はやく起きて」だって。気配を察知して、坊やもしぶしぶ起き上がった。

行く場所は決まっている。裏山の藪の中。けもの道ならぬママ道をアズマネザサの枝を掻き分け歩いていくと、今年もタラの木(上)は天にまっすぐ伸びている。すぐ横にはハリギリ(中)、ちょっとはなれた日当たりのよい場所にはカラスザンショウ(下)も……。

Karashizansho1

P4061153
「はい、タラの芽なんとかしてよね」と家人はとげだらけの木のてっぺんから伸びる芽を指差し、なぜか傘を一本。ふむ、取っ手を木にひっかけて少し曲げてやると、上の斜面から何とかもぎ取れた。もちろん、全部芽をとったら枯れてしまうので、来年の楽しみも残しておく。ハリギリとカラスザンショウはできるだけ若い芽を選んで取れるだけ。

夜、若葉の天麩羅で一杯やりながら考える。いつもほんとに家人の食欲には感心するし、春の若葉の味の良さも文句なしだ。でも……。これがほろ苦さってやつかな。

|

« 月とミモザ | Main | 桜の置き土産 »

Comments

「晩御飯どうすんの!」しぶしぶ起きて調達に出かける夫、には思わずアハハと笑ってしまった(失礼!)
山の家の周りにもタラの芽が沢山あるのですが毎年下から車を乗り付けて根こそぎ採っていくので、枯れた木の残骸で痛々しいです。天辺の1個さえ残してくれれば、といつも思ってます。でも根っこの所から若木が生えてきています。頭が下がります。

Posted by: mamaさん | April 07, 2008 at 02:45 AM

mamaさん
タラの木。隣のもう一本は、丸坊主になっていました。
来年は枯れちゃうかな。
「若葉」じゃないけど、ツワブキもゆでて皮をむいたものを天ぷらにしたら、
たいそう良い香りで美味しかったです。

Posted by: wildwife | April 07, 2008 at 11:03 AM

こんちは。いいですね、春を満喫されていて。カラスザンショなんて、初めて聞く名前です。

 日本でも、北京オリンピックの聖火リレイの騒動にあわせて報道されたようですが、昨日のロンドンは大雪に見舞われました。そんな日に、王立園芸協会のウィズリー・ガーデンに行って、見られるのは雪ばかりでした。
 ハンモックに揺られて桜鑑賞なんて、夢です。

Posted by: 守屋 | April 07, 2008 at 02:18 PM

カラスザンショウの若芽が食べられることを初めて知りました。新芽にはサンショウのような香りがあるのでしょうか。一度食べてみたいものです。

Posted by: 色麻村人 | April 07, 2008 at 09:28 PM

守屋さん、そして色麻村人さま
カラスザンショウは「公式」には食用ではありませぬ。
だいたいカラスとかイヌなどとつくものは、人間様が食さぬようなものばかりです。
でも、天ぷらにして食べる人ありと聞けば、wild一家としては試さないわけには
まいりません。
さてそのお味は・・・サンショウと樟脳を合わせたような強烈な香り。
夫は悪くないと言っていましたが、私は・・・パスです。ごめんなさい!

Posted by: wildwife | April 07, 2008 at 10:03 PM

「サンショウと樟脳を合わせたような」だなんて、強烈そう…さすが wild family! 今日、嵐の中、子どもの入学式がありましたが、wildwifeさんのコメントにその疲れも吹き飛びました。写真も相変わらず美しいデスネ。

Posted by: 魔法使い | April 08, 2008 at 02:27 PM

魔法使いさん
入学式・・・というとこは中学生になったのですね。
おめでとうございます!制服姿、見てみたいわ。

wildlifeは、コメント欄を読んで「なにぃ?食用じゃないだとぉ?!」と叫んでいました。
何年わたくしの夫をやってるんだか。甘いぜ! 

Posted by: wildwife | April 08, 2008 at 03:47 PM

初めまして。
いつも美味しそうなお話と写真を楽しみにしています。
↓月とミモザも幻想的で素敵な写真ですね。
山菜の天ぷらでお酒・・主人が聞いたら大変です。
娘がもう少し大きくなったら、山菜取りに出かけたいです。
リンクさせていただきました♪

Posted by: asanomi | April 10, 2008 at 12:49 PM

asanomiさん、初めまして。
wildlifeの連れ合い、wildwifeです。
食欲よりも、「収穫の楽しみ」を求めて野山に出かけています。(嘘だ~、と夫)
息子も、自分の手で採って初めてクレソンやタケノコが好きになりました。
お嬢さんも、収穫好きの食いしん坊になるといいですね。

リンクありがとうございます。私も、いろんなブログ経由で、何度もそちらに
お邪魔していたみたいです。今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by: wildwife | April 11, 2008 at 01:07 AM

ほんとにwild and natural度は相変わらずですねぇ。とにかく食べてみる、このwildwifeらしさ、すばらしい。
たらの芽ってはじめて見ました。私などは草むらに分け入ってもどれが食べられるものかわからないなあ。clover

Posted by: rururu | April 15, 2008 at 07:09 AM

rururuさん
タラの芽の大量生産風景を見た時はショックを受けました。
だって、プラスチックトレーに短い枝がずら~と並んで芽が出ているの。
山では、とげはあるは背は高いはで、一本採るのもあんなに大変なのに・・・

Posted by: wildwife | April 15, 2008 at 10:52 AM

でもそれもwildwifeさんたちのように一つ一つ見つけてとるのだろうか。元は一緒だもんね。
それとも工場チックな整然と芽が並んでいるような畑があるのだろうか。
今年は野草をとって春を感じたかったのだけど、先生がいないとなかなか。来年はお邪魔していろいろ教えてもらおうかな。よろしく。

Posted by: rururu | April 15, 2008 at 11:25 PM

rururuさん
タラの木にも栽培種があって、苗木も売っています。
だから、ちゃんと根の張った木が畑に並んで植わっているのかと思っていたら、
温室の中のトレーに短く切った枝を並べて、挿し木みたいな感じで芽出しさせて
いたのです。ほんとに工場チック・・・
スーパーなどで売っている、親指くらいの大きさに揃ったものはアレだったんですねー。

野草料理・・・とりあえずどこにでもあるヨモギを天ぷらにしてみたら?
香りが立って、意外と美味しいのよ。

Posted by: wildwife | April 16, 2008 at 08:25 AM

カラスさんは、ちょっと”濃すぎ”ですよね~。

Posted by: 天然食材探し | April 30, 2008 at 02:31 PM

天然食材探しさん
もしかして、カラスザンショウの味見(毒見)経験アリですか?
あと一歩でウコギ科の香りになれたのに・・・惜しいなぁとつくづく思います。

Posted by: wildwife | April 30, 2008 at 10:07 PM

なんとも羨ましいライフスタイルです!野のものをいただくときは、ちゃんと来年育つぶんをそうして残しておくことが大事ですよね。

山で取れたたらの芽の天ぷらはさぞや美味しいだろうなぁ〜。

Posted by: Lady E | May 11, 2008 at 06:29 PM

Lady Eさん
なかなか更新できずご無沙汰しています。
この時期は、残しておいた芽からひゅうひゅう伸びてくる若葉を時々いただいています。
ついでに周りの雑草もさりげなく抜いて、この調子で大事に育てていけば、
夏まで楽しめるかなーなんて・・・
おかずに一品加えたければ、裏山へGO!です。

Posted by: wildwife | May 13, 2008 at 09:03 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/39281/40797119

Listed below are links to weblogs that reference 若葉:

« 月とミモザ | Main | 桜の置き土産 »