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ピーカンBBQ

Barbeque1
 見事なピーカン。気温もまさに真夏。エアコンなしのわが家はもちろん逃げ場なし。ならば暑さを思いっきり楽しもう。
 ピーカンバーベキュー。定番はラムのケバブ。ミンチして刻んだニラと合わせたら、適当な枝にぐるりと巻き付けて焼くだけ。簡単でしょう。
 
 なに? 何の工夫もなくて、珍しくもないって? いやいやよく見て下さいな。秘密は枝に……。そう、月桂樹。切ったばかりの枝で焼くとフレッシュな香りが思いっきり肉に染みる。そいつをガブリとやれば、香りとラムのうま味が口中いっぱいに広がって、もうたまらんという感じ。ソーセージなども枝先に刺して焼くと味はまるで別物に。
  
Barbeque2

 坊やはケバブの焼き方も、すっかり手慣れた様子。素焼きのプランターが七輪代わりになることに、しきりに感心している。「そろそろパンも焼こうか」だって。日が暮れたら、またキャンドルを灯して、夜風と赤ワイン。ゆっくり夏の旅行先でも考えようか。

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七夕キャンドル

Candle1
 
 七夕だっていうのに星は見えない。だから何とかしろと家人。久しぶりに早く帰れたのに、のんびりするどころか木登りする羽目に。まあ出来上がりは涼しげではあるかな。
 
 七夕キャンドル。ミモザに廃油で作ったキャンドルをいくつかつるしてみる。夏至の日から七夕までは「100万人のキャンドルナイト」の実施期間。加えて今日は「七夕ライトダウン」。温暖化の抑止や星のみえる夜空を取り戻すため、主催者たちは「電気を消してスローな夜を」と訴える。残念ながらそこまでの主張は持ち合わせないけれど、我が家ならこんなやり方というわけで、やってみた。
 
 意外に空が青くていい感じ。てんぷらの残り油でいけるのもうれしい。夕方の犬の散歩で通りかかった人は「クリスマスツリー?」なんて戸惑っている。部屋の灯りを消して刻一刻と変わる空の色と揺れるキャンドルの炎を眺めていると、夜はただ暗いだけじゃないと思い出す。坊やもじっと見つめている。
 
 「本当の七夕は旧暦だから、来月。その日は星明かりでキャンドルもいらないほどになればいいのに」と家人。実は新暦の7月7日が晴れる確率は2割ほどだとか。一方、旧暦の7月7日(今年は8月7日)は晴天確率が高いうえ、月の入りが早く、真っ暗な夜空で星を眺められるという。なるほど、今日はこうやって灯りを楽しむしかないわけか。
 
 標高が高い我が家の辺りは今の時期、夜が深まると山の上から霧が降りてきて、一帯を覆いつくす。キャンドルは白い世界にぼーっと輝いて、そのうち消えていった。

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