熟秋
森の葉が落ち始めて、散歩が楽しい時期なのに、あいにくの雨。我が家のあたりはうっすらと霧がかかって、冬が近づいていることを教えてくれる。こんな日は熱いコーヒーをすすりながら、カメラいじりでもしているしかない。追熟中のフェイジョアで遊んでみる。
初夏には花が満開で、どれくらい取れるかと楽しみにしていたのに、よい具合に実ってくるとメジロが来襲。なかなかたっぷり収穫というわけにはいかない。
一粒手にすると、ふんわりさわやかな香りが立ち上ってくる。南国風の果実なのに、すっきりした感じが好み。もう少ししたら、酸味が感じられるようになるのかな。昔作ったハスの果托にサンキライと飾り付けてみたら、ふむ、自然なクリスマスカラーがよい感じ。憧れのモランディ風とまでは言わないけれど、手にとって見たくなるでしょう。
最近は気が早い人が多いようで、もう壁面全体にクリスマスのイルミネーションを飾り付けている家がある。まあ、好みだけれど、我が家はこれくらいの彩りで十分。
「フェイジョア、いつ食べる?」と聞くと 坊やは「うぅん、ぼくは今忙しいから」なんて言う。最近,読書に夢中。こいつも少し熟してきたかな。
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